SSブログ

裏打ち4完結編 [紙工作]

三回裏打ちのご案内をしましたが一番問題の部分の写真撮影がうまく出来ずにいましたら
何をしているのか判らないと、しっかりクレームがつきました
やっている本人、だれかに写真をと思っていたら
カメラマンさんが今日から旅行に行ってしまいましたので
自前でバンバンしてみました
見ている方達がお判りいただければ幸いです

用意してあるもの
左から、本紙(文字や画を書いた紙)をなでる刷毛
本紙
打ち刷毛/定規
裏打ちの和紙
薄い糊(上)
少し濃い糊(下)
DSC_7107.JPG


本紙に霧を吹いて安定させます/裏打ちの和紙にうす糊をつけます
DSC_7108.JPG


裏打ちの紙を物差しで取り上げました(普通は専門の道具を使いますが小さければこれで大丈夫)
DSC_7110.JPG


本紙より大きめに用意してある裏打ちの紙は当たりをつけ辛いので最初から別な定規を置いて
そこを目当てにするようにして置き始めます
DSC_7111.JPG


右側から暫時裏打ちの紙を置いて行きます 同時に刷毛で軽くなでていきます
DSC_7112.JPG


置き終わりました ちょっとゆっくり写真を撮りながらなので左が若干乾燥気味(^^)
DSC_7113.JPG


裏打ちの紙と本紙が仲良くなる様に打ち刷毛(もどき)で裏からちょっと打ちます
DSC_7115.JPG


裏打ち終了

DSC_7118.JPG


裏打ち紙の外周に五ミリ程濃い糊をつけます(四方)
DSC_7119.jpg


乾いてからヘラを入れる為の隙間を作る為に糊がついていない付箋紙を置きます
DSC_7121.JPG


定規などで裏打ちの終了したものを取り上げて張り板へ移動
DSC_7122.JPG


完成
DSC_7128.JPG

この付箋紙のところから口で空気を吹き込みます そうすると裏打ち紙と張り板の間に空気が入ります
間違って糊がついていたら、この作業で離れます
もし、それでも接着していたら、霧をかけて本紙を剥がして裏打ちのし直しをします
そういう事故を考えて本紙の裏打ちはトラブルを最小にするために表にむけて貼ります
nice!(7)  コメント(4) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 7

コメント 4

song4u

クレーマー1号でございます。^^;
大体何をやってるかは良く判りました。
で、判った分、自分にはとても無理だと思った。
・・・これ、率直な感想。

裏打ちや表装って高いはずだね。
とても神経を使う作業のように思います。
こういう作業、昔の日本人は得意だったのにね。
今じゃやる人は、ごくごくひと握りなんだろうなあ。
by song4u (2011-07-13 23:46) 

mag

兄さんへ
教え方が上手ければ誰にでも出来ます
私が某文化センターの講師をしていた時に
だれも落ちこぼれませんでした(笑)
そう
問題はこれからなの
こういうものの積層で組み合わせて
そのゆがみ、狂いを計算に入れて完成させる
それがうまくいかない
機械の様に歩留まりをある程度あげると相当正確なものが出来上がりますけど
手作業は、そんなレベルではなく、抜群。類例がない。
というレベルが完成という事だからロケットの先っぽを作る感じですね
そういうのこそ無理 というのだわん
by mag (2011-07-14 21:13) 

urara☆

糊を使うって、見た眼よりも、すごく繊細なのはわかるわ~!
因みに、封筒に糊で封したり、セロハンテープで封をするけど、
そんなことでも、スンナリ行かないことがあるので、
私には、この分野は苦手なのかもかも^^;
by urara☆ (2011-07-15 17:25) 

mag

うららちゃんへ
いや
糊をそれ様のものを使えば楽勝よ
ボンドのB1かSP210というのが紙工用なのでそれを使えば
ばっちり面倒なくはりつきます(笑)
問題は最低ロットが3kgという@@
by mag (2011-07-16 17:07) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。